ペットフードの回収(リコール)情報は、メーカーの発表と、国の機関の情報で確認できます。農林水産消費安全技術センター(FAMIC)のペットフードのページには、「回収について」の一覧があり、米国などの海外で自主回収されたペットフードの情報が、日付ごとに掲載されています。消費者庁には、食料品などの回収・無償修理の情報を載せる「リコール情報サイト」があります。
この記事では、回収の情報を調べる場所、国の回収命令の仕組み、手元のフードが対象かを見分けるためにフードの袋で確認すること、与えてしまった時の考え方をまとめます。
(確認元:FAMIC「ペットフード」ページの回収に関する一覧、消費者庁「リコール情報サイト」、環境省「ペットフード安全法の概要」。確認日:2026年10月6日。掲載される情報は日々変わります)
回収の情報を調べる場所
| 調べる場所 | どんな情報があるか |
|---|---|
| メーカーのウェブサイト・お客様相談窓口 | 自社製品の回収の案内。対象の商品名、賞味期限、製造番号などが書かれる(一般的な説明) |
| FAMIC(農林水産消費安全技術センター)「ペットフード」→「Q&A・注意喚起等」 | 回収の情報の一覧。例として、令和8年8月に、金属汚染の可能性がある犬用ペットフードや、ビタミン・ミネラルが不足する可能性のある猫用ミルクについて、米国での自主回収の情報提供が載っている |
| 消費者庁「リコール情報サイト」 | 回収・無償修理等の情報。食料品、家電製品、住居品などのカテゴリーがあり、検索ができる。ペットフードが載っているかは、「ペットフード」などで検索して確認する |
FAMICの一覧には、海外で自主回収された商品が多く載っています。日本に輸入されているかどうかは、その商品を扱う輸入元や販売店に確認する必要があります。
国が回収を命じる仕組み
環境省の概要では、有害な物質などが混入したペットフードが流通した場合に、農林水産大臣と環境大臣は、製造業者・輸入業者・販売業者に対して、廃棄、回収などの必要な措置をとるよう命じることができると説明されています。また、問題が起きた場合に、製造業者等から報告を集めたり、立入検査をしたりすることもできます。
この仕組みの前提になる表示のルールは、ペットフード安全法とは|表示が義務の5項目にまとめています。
手元のフードが対象か見分けるために
回収の案内には、商品名のほかに、賞味期限や製造番号(ロット)などで対象を示すことがあります。袋を捨ててしまうと、確認できません。次のことをしておくと安心です(一般的な方法)。
- 袋の表示(商品名・賞味期限・製造者の連絡先)を、写真で残す。フードを容器に移し替える時は特に有効です
- フードを移し替える場合は、袋の一部(表示の部分)を切り取って一緒に保管する
- 買ったお店・日付が分かるレシートやメールを、フードが残っている間は保管する
ペットフード安全法では、製造業者等の名称及び住所が表示されることになっています。回収の案内の確認や、疑問がある時の問い合わせ先は、袋の表示が手がかりになります。
フードの保存・与える量の管理と合わせて
開封後のフードの保存はペットフードの保存方法で説明しています。フードを与える量は愛犬のフードの量とカロリーで、新しいフードへの切り替えはドッグフードの選び方、キャットフードの選び方で説明しています。
回収の対象を与えてしまった時の考え方
- まず、与えるのをやめ、メーカーの案内にある連絡先に問い合わせます
- 食欲の低下、嘔吐、下痢、元気がないなど、体調に変化がある場合は、すぐに動物病院に相談します。その際に、フードの袋や案内を持参します
- 食べた量や、いつ食べたかをメモしておくと、説明しやすくなります
症状や対応の判断は、獣医師に任せてください。この記事は、個別の診断や治療の代わりにはなりません。
まとめ
- 回収の情報は、メーカーの発表、FAMICの回収についての一覧、消費者庁のリコール情報サイトで確認する
- FAMICの一覧には、米国などの海外の自主回収の情報が多い。日本での流通は、販売元に確認する
- 袋の表示(商品名・賞味期限・製造者の連絡先)を写真で残しておくと、回収の案内と照らし合わせやすい
