PR

ドッグフードの選び方|パッケージ表示の読み方と切り替え方(環境省ガイドライン)

ドッグフードを選ぶ時は、商品名の印象や広告の言葉より先に、パッケージの表示で「目的」「対象のライフステージ」「原材料」「賞味期限」を確認します。毎日の主食にするなら、環境省のガイドラインが示す「総合栄養食」の表示があるかが、最初のチェックです。

この記事では、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」にもとづいて、パッケージ表示の読み方と、フードを切り替える時の手順をまとめます。

(確認元:環境省「ペットフード安全法」の概要、環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」。確認日:2026年10月5日。特定の病気がある犬のフード選びは、かかりつけの獣医師に相談してください)

パッケージで最初に見る3つ

見るところ 確認すること
目的の表示 「総合栄養食」「間食(おやつ・スナック)」「その他の目的食」のどれか
対象のライフステージ 子犬用(成長期用)・成犬用・シニア用のどれか。愛犬の年齢と合っているか
与え方 体重1kgあたりの1日の給与量の目安と、与える回数

環境省のガイドラインでは、総合栄養食を「犬や猫が必要としている栄養素をすべて含んだフードで、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持できるように、栄養バランスが調整されている」ものと説明しています。主食にするフードは、この表示があるものを選びます。

法律で決まっている表示の5項目

ペットフード安全法では、犬と猫のペットフードに、次の5つの表示が義務づけられています(平成22年12月から)。

表示項目 見方
名称 商品名。犬用か猫用かが分かるように書かれている
原材料名 原則として、すべての原材料が書かれている
賞味期限 指定された保存条件で、未開封のまま保管した場合に、栄養価や食味が保証できる期間。開封後は、早めに使い切る
事業者の名称・住所 製造者・輸入者・販売者のいずれか。問い合わせ先になる
原産国名 最終加工が完了した国

これ以外の項目(成分値、与え方、目的の表示など)は、ペットフードの表示に関する公正競争規約で定められている表示事項です。ガイドラインには、「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、成犬用の総合栄養食であることが証明されています」という表示の例が載っています。

目的別の違いと、与え方の注意

種類 注意すること
総合栄養食 主食として毎日与える。表示の給与量の目安を参考にする
間食(おやつ・スナック) ごほうびなどに、限られた量を与える。ガイドラインでは、1日に必要なカロリーの20%以内に抑えることが大切とされている
療法食など 特定の疾病などに対して食事療法として与えるもの。かかりつけの獣医師の指導のもとで与える

犬は成長段階によって必要なエネルギーが違うため、市販のフードの多くは、ライフステージに合わせて栄養が設計されています。ガイドラインでは、小型犬は生後約50日から10か月程度、中型犬は約1年程度、大型犬は約1年半程度が「成長期」の目安とされています(個体差があります)。

フードを切り替える手順

新しいフードに変える時は、急に全部を替えないのが基本です。ガイドラインでは、食べなれていないフードに急に切り替えると、吐いたり下痢をしたりすることがあるため、状態を見ながら1週間くらいかけて、新しいフードの割合を徐々に増やすよう書かれています。

目安の日数(例) 古いフード:新しいフード
1〜2日目 3 : 1
3〜4日目 2 : 2
5〜6日目 1 : 3
7日目以降 0 : 4(新しいフードのみ)

上の割合は、「1週間くらいかけて徐々に増やす」というガイドラインの考え方を、日数に当てはめた一例です。便の状態や食欲を見て、ペースは調整してください。下痢・嘔吐が続く場合は、獣医師に相談します。

気になるフードを確認する

気になるフードが見つかったら、販売ページや公式ページで、次の点を確認します。

  1. 「総合栄養食」と書かれているか(主食にする場合)
  2. 愛犬の年齢(ライフステージ)に合う対象か
  3. 原材料に、愛犬が食べられないものが入っていないか(アレルギーがある場合は、特に)
  4. 賞味期限と、保存方法・開封後の扱い
  5. 原産国と、事業者の名称・住所・問い合わせ先
  6. 返品・返金の条件(合わなかった時のため)

まとめ

  • 主食のフードは、「総合栄養食」の表示と、愛犬のライフステージを確認する
  • 法律で決まっている表示は、名称・原材料名・賞味期限・事業者の名称と住所・原産国名の5つ
  • おやつは、1日に必要なカロリーの20%以内。療法食は獣医師の指導のもとで与える
  • 切り替えは、1週間くらいかけて、新しいフードの割合を徐々に増やす

あわせて読みたい