キャットフードは、「総合栄養食」の表示と、猫のライフステージ(年齢)に合っているかを確認し、猫の体質(肉食であること)をふまえて原材料を見ることが基本です。パッケージの表示の読み方は、犬のフードと共通する部分が多い一方、猫には猫ならではの注意点があります。
この記事では、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」にもとづいて、猫の食事の特徴、パッケージ表示の読み方、与え方、フードの切り替え方をまとめ、気になるフードを確認する手順を紹介します。
(確認元:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」、モグニャンキャットフードの公式ページ。確認日:2026年10月5日。病気がある猫・療法食が必要な猫のフード選びは、かかりつけの獣医師に相談してください)
猫の食事の特徴(環境省ガイドライン)
環境省のガイドラインには、猫の食事について、次のことが書かれています。
- 猫は肉食:人間や犬に比べて、たんぱく質が多く必要。人間と暮らしていても、肉食性を保っている
- タウリンが必要:人間や犬は体内で作れるが、猫は作れないため、タウリンを十分に含んだフードを与える必要がある。不足すると、目の障害や心臓の疾患を引き起こすことがある。手作りフードの場合は特に注意が必要
- 食べ方:昼夜を問わず、頻繁に少量ずつ食べる習性がある。1日分を2〜3回に分けて与えるか、腐りにくいドライフードを置き餌として使い、いつでも食べられるようにしてもよい。置き餌でも、常に清潔で新鮮な状態にする
- ウエットフード・手づくりフード:そのまま放置すると腐りやすいため、食べ残しはすぐに片付ける
ドライフードの置き餌では、食べすぎで太る場合もあります。パッケージの給与量の目安を参考にして、猫の体重と体調に合わせて量を調整してください。
パッケージ表示の読み方
| 見る表示 | 確認すること |
|---|---|
| 目的(総合栄養食・間食・その他の目的食) | 主食にするなら「総合栄養食」。水と一緒に与えるだけで、健康を維持できるように栄養バランスが調整されている、とガイドラインに書かれている |
| ライフステージ | 子猫用・成猫用・シニア用・全年齢用のどれか。猫の年齢に合っているか |
| 原材料名 | 何が使われているか。アレルギーがある場合は、特に確認する |
| 賞味期限 | 未開封で、指定された保存条件で保管した場合の期間。開封後は、できるだけ早く使い切る |
| 原産国名 | どこの国のフードか。パッケージに表示があるか |
| 事業者の名称と住所 | 製造者・輸入者・販売者。問い合わせ先が分かるか |
ガイドラインには、ペットフード安全法で義務づけられている表示として、名称(犬用か猫用かが分かるように記載)、原産国名、賞味期限、事業者名と住所、原材料名が挙げられています。パッケージに書かれていない場合は、販売者に確認してください。
おやつの与え方
おやつは、1日に必要なカロリーの20%以内に抑えることが大切だと、ガイドラインに書かれています。欲しがるままに与えると、栄養が偏り、カロリーが過多になって、肥満につながります。
フードを切り替える時の手順
ガイドラインには、急にフードを切り替えると、吐いたり下痢をしたりすることがあるため、状態を見ながら1週間くらいかけて、新しいフードの割合を徐々に増やすと書かれています。シニア用への切り替えも、従来のフードに少しずつ混ぜながら進めることが勧められています。猫がシニアに入る時期は、7〜10歳くらいとされています。
| 日数 | 古いフード:新しいフード |
|---|---|
| 1〜2日目 | 3 : 1 |
| 3〜4日目 | 2 : 2 |
| 5〜6日目 | 1 : 3 |
| 7日目以降 | 0 : 4(新しいフードのみ) |
上の割合は、「1週間くらいかけて徐々に増やす」という考え方を、日数に当てはめた一例です。便の状態や食欲を見て、ペースは調整してください。吐く・下痢が続く場合は、獣医師に相談します。犬のフードの選び方は、ドッグフードの選び方|パッケージ表示の読み方と切り替え方にまとめています。
モグニャンキャットフードの公式ページに書かれていること
モグニャンキャットフードの公式ページには、次のことが書かれています。
- 原材料の特徴:穀物を使わないグレインフリーのレシピ。白身魚を65%使用している(公式ページの記載)
- 対象:子猫からシニア猫まで、一生に寄り添う栄養バランスをうたい、多頭飼いでも1つのフードで対応できるという趣旨の説明がある
- 購入方法:通常の購入のほか、定期コースがある
「グレインフリー」「白身魚を使用」などの表示は、フードの特徴を示すもので、どの猫にも合う、という意味ではありません。上の表示の確認項目(総合栄養食か、ライフステージが合うか、原材料に食べられないものがないか)を、公式ページの商品情報で確かめてください。成分値・給与量の目安・賞味期限・返品や定期コースの条件も、購入前に確認します。
まとめ
- 猫は肉食で、タウリンを体内で作れない。環境省のガイドラインは、タウリンを十分に含んだフードを与えるよう書いている
- 主食にするフードは、「総合栄養食」の表示と、猫のライフステージを確認する。おやつは、1日に必要なカロリーの20%以内
- 1日分を2〜3回に分けて与えるか、清潔なドライフードを置き餌にする。ウエットフードの食べ残しは、すぐに片付ける
- フードの切り替えは、1週間くらいかけて、新しいフードの割合を徐々に増やす。病気がある猫は、獣医師に相談する
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