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ペットの災害対策|フードと水は5日分以上(できれば7日分)、備蓄品の優先順位(環境省)

災害に備えて、ペットのフードと水は少なくとも5日分(できれば7日分以上)用意しておくよう、環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」で案内されています。避難所にペット用の支援物資が届くまでには5日程度かかる場合があるため、それまで持ちこたえるのは飼い主の責任、とされています。

この記事では、環境省のガイドラインにもとづいて、備蓄するものの優先順位、日頃の備え、避難所での考え方をまとめます。

(確認元:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>(平成30年)」、環境省「ペットの災害対策」ページ。確認日:2026年10月6日。避難所の受け入れは自治体によって違うため、お住まいの自治体の案内も確認してください)

備蓄品の優先順位

ガイドラインの「ペット用の備蓄品と、持ち出す際の優先順位の例」は、次の3段階に分かれています。

優先順位 内容(ガイドラインの例)
1 動物の健康や命に係わるもの 療法食・薬/ペットフード・水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)/キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせない)/予備の首輪・リード(伸びないもの)/ペットシーツ/排泄物の処理用具/トイレ用品(猫は使い慣れた猫砂か、使用済みの猫砂の一部)/食器
2 情報 飼い主の連絡先と、飼い主以外の緊急連絡先・預け先/ペットの写真(印刷物と、携帯電話の画像)/ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院の情報
3 ペット用品 タオル・ブラシ/ウェットタオルや清浄綿/ビニール袋/お気に入りのおもちゃなど匂いのついた用品/洗濯ネット(猫の屋外診療・保護の時に有用)/ガムテープやマジック

持ち出す時間がない時は、優先順位1を先に持ちます。療法食や薬が必要なペットは、その分も忘れないようにします。

フードを5日分用意する時の考え方

  • いつものフードを備蓄する:避難生活は、ペットにとっても大きなストレスになる可能性があります(環境省)。フードを急に変えると体調を崩すことがあるため、普段食べ慣れたものにします(一般的な考え方)。フードの切り替え方はドッグフードの選び方、キャットフードの選び方の記事にあります
  • 1日の量×日数で計算する:1日に食べる量は、パッケージの目安量や、体重・体型で決まります。量の考え方は愛犬のフードの量とカロリーにまとめています
  • 開封後の扱い:開封したフードの保存はペットフードの保存方法を参考にします。賞味期限を確認し、期限が近いものから普段使いして、新しいものに入れ替える方法があります(一般的な方法)
  • 水も5日分:飲み水の量の目安は犬と猫に必要な水の量で説明しています

日頃の備え(環境省のページより)

環境省の「ペットの災害対策」には、次のことが書かれています。

  • 十分な水や食料のほか、常備薬なども用意し、避難所や避難ルートを確認しておく
  • 避難する時は、ペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、キャリーバッグやケージに入ることなどに日頃から慣れさせておく
  • お住まいの地域の避難場所が、ペットとの同行避難が可能かどうかを、あらかじめ自治体に確認する
  • 普段から、基本的なしつけと健康管理をしておく。しつけは、ペットのストレスを減らし、周囲の安全・安心にもつながる
  • 避難所では、自治体の指示に従い、ルールを守る。動物が苦手な人やアレルギーのある人への配慮が求められる

また、迷子になった時のために、首輪と迷子札、犬は鑑札と狂犬病予防注射済票、マイクロチップなど、飼い主を明らかにする備えもガイドラインに挙げられています(マイクロチップを入れたら、日本獣医師会などに飼い主と動物の情報を登録する)。

避難所での食事

ガイドラインには、避難セットとしてペットフードを5日分準備していた飼い主は、ペット用の支援物資が届くまで、持参のフードを与えられた、という例が載っています。逆に、準備がなかった例では、支援物資が届くまで、自分の食べ物から分け与えるのがやっとだった、と紹介されています。

人の食べ物には、犬・猫に与えてはいけないものがあります。犬と猫に与えてはいけない食べ物、人の食べ物と犬・猫の塩分も、備えとして知っておくと安心です。

備えのチェック

  1. フードと水は、5日分(できれば7日分以上)ある
  2. 療法食・薬の予備と、動物病院の連絡先を、まとめてある
  3. キャリーバッグやケージに、ペットが慣れている
  4. お住まいの避難所が同行避難に対応しているか、自治体に確認した
  5. 首輪・迷子札、鑑札、マイクロチップなどの飼い主を示すものがある

体調の変化や、持病のある場合の備えは、かかりつけの獣医師に相談してください。

まとめ

  • ペット用のフードと水は、少なくとも5日分、できれば7日分以上を備蓄する(環境省)
  • 優先順位は、命に係わるもの(フード・水・療法食・薬・ケージ)→情報→ペット用品
  • 同行避難ができるか、自治体に事前に確認し、ケージに慣らしておく