人間の食べ物を犬や猫に与える時に気をつけたいのが、塩分です。環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」によると、一般的に、犬や猫が1日にとる食塩の量は人間の3分の1程度でよいとされています。人間が普通に食べている惣菜やハム、ソーセージなどを与えると、知らない間に塩分のとりすぎになり、心臓や腎臓に負担をかけることになります。
この記事では、ガイドラインにもとづいて、塩分の多い食べ物の例、味覚の違い、食事の与え方の基本をまとめます。
(確認元:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(味覚の違い、フードの食べ方の違い)。確認日:2026年10月6日)
塩分を多く含む食べ物の例(ガイドラインの表)
ガイドラインには、人間が1日に食べる量を基にした塩分の量の目安が載っています。
| 塩分の量(★の数) | 食べ物の例 |
|---|---|
| ★(〜1.0g) | パン、チーズ |
| ★★(1.1〜2.0g) | ロースハム、ベーコン、はんぺん、味噌汁、ウインナー |
| ★★★(2.1〜3.0g) | さつま揚げ、しらす干し |
| ★★★★★(4.1g以上) | 塩鮭 |
人間にとっては少しの量でも、体の小さい犬や猫にとっては塩分が多くなります。人の食事の「おすそわけ」は控えるのが基本です。
犬と猫の味覚の違い
- 犬:甘みのある食べ物が大好きなため、与えすぎると肥満の原因になる
- 猫:食べ物の甘みを感じることができない
ガイドラインには、犬と猫が好きな食材・嫌いな食材の例も載っています。好きだからといって与えてよいとは限らず、与えてはいけない食べ物もあります。詳しくは、犬と猫に与えてはいけない食べ物にまとめています。
食事の与え方の基本(ガイドラインの記載)
| 動物 | 与え方 |
|---|---|
| 成犬 | 1日分を2回に分けて与える。1日1回だけだと、慌てて飲み込んでのどに詰まらせたり、肥満になりやすいともいわれる |
| 子犬 | 1回に食べられる量が少ないため、4回程度に分けて与える |
| 猫 | 昼夜を問わず少量ずつ食べる習性があるため、1日分を2〜3回に分けるか、清潔なドライフードを置き餌にしてもよい |
ガイドラインは、犬は目の前にある食べ物をお腹いっぱいになるまで食べてしまうため、パッケージの給与量の目安を参考に、体重や健康状態に合わせて量を調節するよう呼びかけています。量の決め方は、愛犬のフードの量とカロリー|体型の見方と、与えすぎを防ぐ方法、猫の食事の特徴は、キャットフードの選び方で説明しています。
まとめ
- 犬や猫が1日にとる食塩の量は、人間の3分の1程度でよい(ガイドライン)。人の食事のおすそわけは控える
- ハム・ベーコン・味噌汁・塩鮭などは塩分が多い。心臓や腎臓の負担になる
- 犬は甘い物が好きで、与えすぎは肥満の原因。猫は甘みを感じない
- 成犬は1日2回、子犬は4回程度、猫は2〜3回か置き餌が、与え方の基本
