水は、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」によると、犬や猫の体の60〜80%を占める重要な要素です。健康な成犬・成猫が快適な温度で暮らしている時の飲む水の量は、一般的にフードの乾物量(水分を除いた重さ)の約2.5倍といわれています。ただし、フードの水分の量、気温、運動量で大きく変わるため、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておくことが基本です。
この記事では、ガイドラインにもとづいて、1日に必要な水の量の目安と、水の与え方の注意をまとめます。
(確認元:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(こんなことにも気をつけましょう)。確認日:2026年10月6日。水を飲む量が急に増えた・減った時は、獣医師に相談してください)
1日に必要な水分量の目安(ガイドラインの表)
ガイドラインには、フードからとる水分を含めた、1日に必要な水分量の表が載っています。
| 体重 | 犬(mL) | 猫(mL) |
|---|---|---|
| 2kg | 190 | 140 |
| 3kg | 260 | 190 |
| 4kg | 320 | 240 |
| 5kg | 370 | 280 |
| 6kg | 430 | 320 |
| 8kg | 530 | 400 |
| 10kg | 630 | 470 |
| 20kg | 1,060 | — |
| 30kg | 1,440 | — |
この量には、フードからとる水分も含まれます。ウエットフード(水分約75%)を多く食べている場合は、飲む水の量は少なくなります。ドライ(水分約10%)が中心なら、その分を水から多くとることになります。フードのタイプの違いは、ドライフードとウエットフードの違いにまとめています。
水の与え方の注意
- 新鮮な水を常にフードのそばに置く(ガイドラインの犬の与え方の項目)
- 器を清潔に:水の器も、フードの器と同じように洗って乾かす
- 人間用のミネラルウォーター:マグネシウムなどのミネラルが多く含まれているものもあるため、犬や猫に与える場合は注意が必要(ガイドライン)
- 暑い時期・運動の後:飲む量が増える。外出時も水を持っていく
猫の水分のとり方
猫は、昼夜を問わず頻繁に少量ずつ食べる習性があると、ガイドラインに書かれています。水も、器を複数の場所に置くなど、飲みやすい環境を整えると、こまめに飲みやすくなります。猫の食事の特徴は、キャットフードの選び方|猫の食事の特徴とパッケージ表示の読み方にまとめています。
量の変化に気づく
飲む量が急に増えた、または減った時は、体調の変化のサインのことがあります。普段の量を知っておくと、変化に気づきやすくなります。体重や体型の記録と合わせて確認してください。体型の見方は、愛犬のフードの量とカロリー|体型の見方と、与えすぎを防ぐ方法で説明しています。
まとめ
- 水は犬や猫の体の60〜80%を占める。いつでも新鮮な水が飲めるようにする
- 1日に必要な水分量の目安は、体重5kgで犬370mL・猫280mL(フードからの水分を含む)
- ウエットフードが多いと、飲む水の量は少なくなる
- 人間用のミネラルウォーターはミネラルが多いものもあり、注意が必要。飲む量の急な変化は獣医師に相談する
